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海外の情報

ビタミンB12
Vitamin B12

写真に掲載している食材の成分表一覧
位置 食品 100gあたりの
含有量(μg)
A 魚介類・かき・くん製油漬缶詰 32.2
B 藻類・あまのり・焼きのり 57.6
C 魚介類・かつお類・加工品・削り節 21.9
D 肉類・ぶた・肝臓・生 25.2
E 魚介類・いわし類・うるめいわし・丸干し 24.7
F 魚介類・しろさけ・イクラ 47.3
G 魚介類・あさり・缶詰・水煮 63.8
H 藻類・あまのり・味付けのり 58.1
I 肉類・豚・スモークレバー 24.4
J 魚介類・はまぐり・生 28.4

[補足]
本文中の必要摂取量、推奨摂取量、上限値・下限値等は米国人を対象としたデータです。日本人に関するデータについては「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」などをご参照ください。
日本人の食事摂取基準(厚生労働省)

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終アクセス確認日:2024年12月

このファクトシートは医療関係者向けです。一般的な概要については、一般向けファクトシートをご覧ください。

はじめに

ビタミンB12は水溶性ビタミンで、一部の食品には自然に含まれていたり、人工的に添加されたりするほか、ダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)(eJIMサイト内:一般向け医療関係者向け)や処方薬としても利用されている。ビタミンB12はミネラルのコバルトを含んでいるため、ビタミンB12の活性を持つ化合物は総称してコバラミンと呼ばれる[1]。メチルコバラミンと5-デオキシアデノシルコバラミンはビタミンB12の代謝的に活性な形態である。しかし、ヒドロキソコバラミンとシアノコバラミンの2つの形態は、メチルコバラミンまたは5-デオキシアデノシルコバラミンに変換された後に生物学的に活性化される[1-3]。

ビタミンB12は、中枢神経系の発達、髄鞘形成、機能に必要不可欠であり、健康な赤血球の形成、DNA合成にも重要な役割を果たす[1,4,5]。ビタミンB12は、メチオニン合成酵素とL-メチルマロン酸CoAムターゼという2つの酵素の補酵素として機能する[1-3,5]。メチオニン合成酵素は、ホモシステインを必須アミノ酸であるメチオニンに変換する触媒となる[1,2]。メチオニンは、DNA、RNA、タンパク質、脂質など、ほぼ100種類の基質に対する普遍的なメチル供与体であるS-アデノシルメチオニンの形成に必要である[3,5 ]。 L-メチルマロニル-CoA ムターゼは、短鎖脂肪酸であるプロピオン酸の代謝において、 L-メチルマロニル-CoA をコハクニル-CoA に変換する [2]。

ビタミンB12は食品中のタンパク質と結合しており、吸収される前に遊離されなければならない[5]。このプロセスは、食品が唾液と混ざり合う口の中で始まる。遊離されたビタミンB12は、唾液中のコバラミン結合タンパク質であるハプトコリンと結合する。胃酸と胃プロテアーゼの働きにより、ビタミンB12は食物からさらに多く遊離し、ハプトコリンと結合する[1]。十二指腸では、消化酵素がビタミンB12をハプトコリンから遊離させ、遊離したビタミンB12は、胃壁細胞から分泌される輸送および結合タンパク質である内因子と結合する。その結果生じる複合体は、受容体媒介性エンドサイトーシスによって回腸末端で吸収される[1,5]。ビタミンB12が強化食品やダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)に添加される場合、すでに遊離型であるため、分離工程は必要ない。

ビタミンB12の状態は、通常、血清または血漿中のビタミンB12レベルの測定によって評価される。ビタミンB12の正常値と欠乏症の間のカットオフは方法や検査室によって異なるが、ほとんどの検査室では血清または血漿の値が200または250 pg/mL (148 または 185 pmol/L) より低いものを正常下と定義している[2]。ビタミンB12の代謝物である血清メチルマロン酸(methylmalonic acid:MMA)値は、ビタミンB12の状態を示す最も感度の高いマーカーであり、MMA値が0.271μmol/L以上であればビタミンB12欠乏が示唆される[6-8]。しかし、MMAの値は腎機能不全でも上昇し、高齢者では高くなる傾向がある[6,9,10]。もう一つの指標は血漿中の総ホモシステインレベルで、ビタミンB12の状態が低下すると急激に上昇する。例えば、血清ホモシステイン値が15μmol/Lより高ければ、ビタミンB12欠乏症を示唆する[11]。しかし、この指標は、葉酸塩レベルの低さ、特に腎機能の低下など、他の要因の影響を受けるため、特異性が低い[6]。専門家らは、患者の血清ビタミンB12値が150~399 pg/mL(111~294 pmol/L)の場合、ビタミンB12欠乏症の診断を確定するために、患者の血清MMA値を検査すべきであると述べている[7,9]。

推奨摂取量

ビタミン B12およびその他の栄養素の推奨摂取量は、全米科学・工学・医学アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine) の食品・栄養委員会(Food and Nutrition Board:FNB)が策定した食事摂取基準(Dietary Reference Intakes:DRI)に記載されている[1]。DRIは、健康な人の栄養摂取の計画と評価に関する一連の基準値に対する総称である。これらの基準値は年齢や性別によって異なり、次のような項目がある。

  • 推奨所要量(推奨量、Recommended Dietary Allowance、RDA):ほぼすべて(97%~98%)の健康な人の栄養所要量を満たすのに十分な1日あたりの平均摂取量であり、個人の栄養的に適切な食事を計画する際によく用いられる。
  • 適正摂取量(目安量、Adequate Intake:AI):このレベルの摂取は、栄養の適切性を確保するために想定されており、RDAを策定するためのエビデンス(科学的根拠)が不十分な場合に設定される。
  • 推定平均必要量(Estimated Average Requirement:EAR):健康な人の50%の必要量を満たすと推定される1日の平均摂取量。通常、集団の栄養摂取量を評価し、栄養的に適切な食事を計画するために使用される。また、個人の栄養摂取量の評価にも使用可能である。
  • 許容上限摂取量(上限量、Tolerable Upper Intake Level:UL):健康への悪影響はないと思われる1日の最大摂取量

表1には、現在のビタミンB12のRDAを示す[1]。成人の場合、FNBがRDAを設定する際に用いた主な基準は、健康な血液学的状態と血清ビタミンB12レベルを維持するために必要な量である。生後0カ月から12カ月の乳児については、FNBは健康な母乳育児児のB12摂取量の平均値に相当するAIを設定した。

表1: ビタミンB12の推奨栄養所要量(RDA)[1]
年齢 男性 女性 妊娠 乳婦
誕生0~6カ月 0.4µg 0.4µg    
生後7~12カ月* 0.5 µg 0.5 µg
1~3歳 0.9 µg 0.9 µg
4~8歳 1.2 µg 1.2 µg
9~13歳 1.8 µg 1.8 µg
14~18歳 2.4 μg 2.4 μg 2.6 μg 2.8 μg
19歳以上 2.4 µg 2.4 µg 2.6 µg 2.8 µg

*適正摂取量(AI)

ビタミンB12の供給源

食品

ビタミンB12は、魚、肉、鶏肉、卵、乳製品などの動物由来の食品に含まれている[5,12]。

植物性食品にはビタミンB12は天然には含まれていない。しかし、強化された朝食シリアルや強化された栄養酵母は、高い生物学的利用能を持つビタミンB12の入手しやすい供給源である [13,14]。

ビタミンB12の摂取量がRDAを超える女性の母乳中のビタミンB12値は平均0.44 μg/Lである [15]。米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration:FDA)は、米国で販売される乳児用調製粉乳には、100kcalあたり少なくとも0.15μgのビタミンB12を含有させるよう規定している[16]。

食品からのビタミンB12の推定バイオアベイラビリティ(生物学的利用能)はビタミンB12の摂取量によって異なる。これは、内因性因子の容量(ビタミンB12の1~2 μg)を超えると吸収が急激に低下するためである [17]。バイオアベイラビリティー(生物学的利用能)は、食品の種類によっても異なる。例えば、ビタミンB12のバイオアベイラビリティは、肉、魚、鶏肉よりも乳製品の方が約3倍高く、ダイエタリーサプリメントからのビタミンB12のバイオアベイラビリティは、食品からのものよりも約50%高いことが示されている [18-20]。

さまざまな食物と1食あたりのビタミンB12量を表2に示す。

表2:代表的な食品中のビタミンB12含有量 [21]
食品(1オンスは約28g、1カップは240ml) 1回当たりの摂取量(mg) %DV*
牛レバー、焼いたもの、3オンス(約85g) 70.7 2,944
あさり(殻なし)、調理済み、3オンス(約85g) 17 708
牡蠣、東部産、天然、加熱調理、3オンス(約85g) 14.9 621
栄養酵母(強化)、複数のブランドから(ラベルを確認)、約¼カップ(約60 ml) 8.3 to 24 346 to 1,000
紅鮭、大西洋産、調理済み、3オンス(約85g) 2.6 108
ツナ(マグロ)、低カロリー、水煮缶入り、3オンス(約85g) 2.5 104
牛肉、ひき肉、赤肉85%/脂肪15%)、フライパンで焼いたもの、3オンス(約85g) 2.4 100
牛乳、乳脂肪2%、1カップ(240ml) 1.3 54
ヨーグルト(プレーン、無脂肪)、6オンス(約170g) の容器 1.0 43
朝食用シリアル類、ビタミンB12の1日摂取量25%添加、1食分 0.6 25
チーズ(チェダー)、1½オンス(約42g) 0.5 19
卵、固ゆで、Lサイズ1個 0.5 19
七面鳥、あぶり焼き、3オンス(約85 g) 0.3 14
テンペ(大豆にテンペ菌をつけて発酵させた、インドネシアの伝統的な発酵食品)、1/2カップ(120ml) 0.1 3
バナナ、中1本 0.0 0
パン、全粒粉、1切れ 0.0 0
イチゴ、生、半分にしたもの、1/2 カップ (120 ml) 0.0 0
豆、インゲン豆、茹でたもの、1/2カップ(120ml) 0.0 0
ほうれん草、茹でたもの、水切り、1/2カップ(120ml) 0.0 0

*DV = 1日摂取量。米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration:FDA)は、消費者が総合的な食生活の中で、食品やダイエタリーサプリメントの栄養素の含有量を比較するためにDVを設定した。ビタミンB12に対するDVは成人および4歳以上の小児で2.4 μgである。 [22]FDAは、ビタミンB12が食品に追加されていない限り、ビタミンB12含有量を食品ラベルに表記することを要求していない。DVの20%以上を供給する食品は、その栄養素の供給源として多いと考えられるが、DVの割合が低い食品も、健康的な食生活に寄与している。

米国農務省(The U.S. Department of Agriculture:USDA)の「FoodData Central」[21]では、さまざまな食品の栄養成分が掲載されており、ビタミンB12を含む食品の詳細なリストが、栄養成分別および食品名別に整理されている。

ダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)

ビタミンB12は、マルチビタミン/ミネラルサプリメント、他のビタミンB群を含むサプリメント、ビタミンB12のみを含むサプリメントで摂取できる。マルチビタミン/ミネラルのサプリメントには、通常、5~25 μgの用量のビタミンB12が含まれている[23]。ビタミンB12値は、他のビタミンB群と一緒に配合されたサプリメントでは50~500μgと高く、ビタミンB12だけを配合したサプリメントでは500~1000μgとさらに高くなる。

ダイエタリーサプリメントに含まれるビタミンB12の最も一般的な形態はシアノコバラミンである[1,3,23,24]。その他にアデノシルコバラミン、メチルコバラミン、ヒドロキシコバラミンもB12の形態としてサプリメントに含まれていることがある [23]。

サプリメントに含まれるビタミンB12の吸収率が、ビタミンの形態によって異なることを示すエビデンスは得られていない。これらの割合は、内因子のコバラミン結合能力を超えることのない用量(1~2 μg未満)では約50%であり、1~2 μgを大幅に上回る用量ではさらに低くなる [24,25]。例えば、吸収率は500μgの用量で約2%、1,000μgの用量で1.3%に過ぎない[25]。

ビタミンB12は、経口ダイエタリーサプリメントに加えて、錠剤やトローチなどの舌下製剤も販売されている[23]。経口剤と舌下剤の有効性に違いはないというエビデンスが示唆されている [26,27]。

処方医薬品

シアノコバラミンおよびヒドロキソコバラミンの形態のビタミンB12は、一般的に筋肉注射による処方薬として非経口投与されることがある [2]。非経口投与は、悪性貧血によるビタミンB12欠乏症の治療に一般的に使用されるほか、ビタミンB12の吸収不良や重度のビタミンB12欠乏症を引き起こすさまざまな症状・疾患(熱帯スプルー、膵臓機能不全など)にも使用される[5]。

ビタミンB12は、処方箋による鼻腔用ジェルスプレーとしても入手可能である。この処方は、成人および小児の血中ビタミンB12レベルを上昇させるのに有効であると思われる [28,29]。参加者10例(平均年齢81歳)を対象とした小規模な臨床研究では、1,000 μgのコバラミンを鼻腔内投与した場合のバイオアベイラビリティは2%であり、経口投与の場合のバイオアベイラビリティとほぼ同じであることが分かった[30]。

ビタミンB12の摂取状況

米国ではほとんどの人が十分な量のビタミンB12を摂取している。2017年3月から2020年3月にかけて実施された米国国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey:NHANES)のデータによると、食品および飲料からのビタミンB12の1日当たりの平均摂取量は、20歳以上の男性で5.84 μg、女性で3.69 μgであった [31]。2歳から19歳までの小児および青少年のビタミンB12の平均摂取量は、1日あたり3.66 μgから4.52 μgであった[31]。米国男性のわずか5%、女性の11%が、ビタミンB12のEARである2 μgを下回る食品および飲料からの摂取量であった [32]。低所得者層、女性、非ヒスパニック系黒人はビタミンB12の摂取量が少ない可能性が最も高い [33]。

NHANESによる2017年3月~2020年の調査では、ビタミンB12を含むダイエタリーサプリメントを使用していると報告した男性は約24%、女性は29%であった [32]。小児および青少年における割合は、2~5歳では28%、12~19歳では9%であった。食品、飲料、サプリメントからのビタミンB12の1日当たりの平均摂取量は、20歳以上の男性で297.3 μg、女性で407.4 μg、小児および青少年では24.7~47.4 μgであった。

2007~ら2018年のNHANESデータの解析によると、19歳以上の成人の約3.6%がビタミンB12欠乏症(血清ビタミンB12値が200 pg/mL[148 pmol/L]未満と評価)であり、60歳以上の成人の場合は3.7%である [34]。しかし、ビタミンB12の不足(血清ビタミンB12値が300 pg/mL[221 pmol/L]未満)の方がより多く見られ、19歳以上の成人の約12.5%、60歳以上の成人の12.3%に影響を与えている [34]。妊娠中は、血清ビタミンB12値が低下する傾向があり、時には正常値を下回ることもあるが、通常は出産後に正常値に戻る [35]。

ビタミンB12の欠乏

ビタミンB12欠乏症の原因には、食品からのビタミンB12の吸収が困難であること、内因子の欠乏(悪性貧血など)、消化管の手術、特定の薬物の長期使用(メトホルミンやプロトンポンプ阻害剤など、詳細は下記「医薬品との相互作用」の項を参照)、および栄養不足などがある [5,7]。食品からビタミンB12を吸収することが困難な人々は遊離型ビタミンB12を正常に吸収するため、結合型ビタミンB12も遊離型ビタミンB12も吸収できない悪性貧血患者よりもビタミンB12欠乏症は軽度である傾向がある。遺伝性内因子欠損症や先天性ビタミンB12吸収不良症(Imerslund-Gräsbeck病)などの特定の先天性疾患も重度のビタミンB12欠乏症を引き起こす可能性がある[5]。

ビタミンB12欠乏症の影響には、特徴的な巨赤芽球性貧血(大型で核の異常な赤血球が特徴)のほか、白血球、赤血球、血小板の減少、またはその組み合わせ、舌炎、疲労、動悸、蒼白、認知症、体重減少、不妊症などがある [2,5,7]。また、手足のしびれやうずきなどの神経学的変化も起こりうる [7]。これらの神経学的症状は貧血を伴わずに起こる可能性があるため、不可逆的な損傷を避けるためには早期の診断と介入が重要である [36]。さらに、ビタミンB12の欠乏またはビタミンB12摂取量の低下とうつ病との関連性を指摘する研究もある [37-39]。妊娠中および授乳中の女性の場合、ビタミンB12の欠乏は、神経管欠損症、発育遅延、発育不全、および児の貧血の原因となる可能性がある [7]。

ビタミンB12は体内に約1~5 mg(1日に通常摂取される量の約1,000~2,000倍)が蓄えられるため、ビタミンB12欠乏症の症状が現れるまでには数年かかることもある [7,40]。

典型的な血液学的および神経学的徴候および症状を伴うビタミンB12欠乏症はまれである [11]。しかし、これらの症状を伴わない低ビタミンB12状態(200~300 pg/mL [148~221 pmol/L])は、はるかに一般的であり、特にビタミンB12を豊富に含む食品の摂取量が少ない人々では、欧米の人口の最大40%に達する [9,11]。ビタミンB12欠乏症の発生率は、カットオフレベルや使用するバイオマーカーによって異なる。例えば、1999~2004年の間にNHANESに参加した19歳以上の成人では、血清中のビタミンB12値が低い人の割合は、カットオフ値を200pg/mL(148pmol/L)未満とした場合で3%、350pg/mL(258pmol/L)未満とした場合で26%であった [39]。60歳以上の成人の約21%が、少なくとも1つのビタミンB12バイオマーカーで異常値を示した[41]。

通常、ビタミンB12の欠乏はビタミンB12注射で治療される。この方法では吸収の障壁を回避できるためである。しかし、経口ビタミンB12の高用量投与も有効である可能性がある。2018年に報告されたコクランレビューでは、ビタミンB12欠乏症の患者153例を対象に、経口ビタミンB12の高用量投与(1,000~2,000 μg)と筋肉内ビタミンB12投与を比較した3件のランダム化比較試験(Randomized Controlled Trial:RCT)が含まれている[42]。これらの研究のエビデンスは、質は低いものの、ビタミンB12サプリメントの高用量経口投与による血清ビタミンB12の正常化能力は、筋肉内ビタミンB12のそれとほぼ同等であることを示している。

ビタミンB12欠乏のリスク群

以下のグループは、ビタミンB12の摂取量が不十分である可能性が最も高いグループである。

高齢者

使用する定義にもよるが、地域在住の高齢者のうち、特に萎縮性胃炎のある高齢者の3~43%が、血清ビタミンB12レベルに基づいてビタミンB12欠乏症であることが分かっている [43,44]。ある研究によると、長期療養施設入所時のカットオフ値211pg/mL(156pmol/L)未満での欠乏率は14%であり、これらの高齢者の38%は407pg/mL(300pmol/L)未満であった[44]。

ビタミンB12欠乏症に関連する疾患としては、ビタミンB12欠乏症の高齢者の約15~25%にみられる悪性貧血がある[45]。萎縮性胃炎は、一般人口の2%が罹患しているが、65歳以上の成人の8~9%が罹患している自己免疫疾患であり、胃の内因子の産生と塩酸の分泌を低下させるため、ビタミンB12の吸収を低下させる [45,46]。高齢者のビタミンB12欠乏に関連する3つ目の症状・疾患は、ヘリコバクター・ピロリ感染である。おそらくこの細菌が炎症を引き起こし、食物からのビタミンB12の吸収不良を引き起こすためであると考えられる [47]。

悪性貧血の人

悪性貧血は、胃粘膜を侵し、胃の萎縮をもたらす不可逆的な自己免疫疾患である [1,48] 。この疾患は、胃の壁膜細胞への攻撃を引き起こし、内因子の産生不全、食事性ビタミンB12、リサイクル胆汁性ビタミンB12、遊離ビタミンB12の吸収不良をもたらす [1,6,11]。したがって、治療しなければ、悪性貧血は、ビタミンB12を十分に摂取していても、ビタミンB12欠乏症を引き起こす。

悪性貧血は、世界中で臨床的に明らかなビタミンB12欠乏症の最も一般的な原因である [11,48]。米国における悪性貧血の発症率は、10万人当たり151人と推定され、この疾患は女性およびヨーロッパ系の祖先を持つ人に多い [48]。

胃腸症状を有する人

セリアック病やクローン病など、胃や小腸に症状のある人は、健康な体内貯蔵量を維持するのに十分なビタミンB12を食品から吸収できない可能性がある [2,3,49]。しかし、セリアック病患者ではビタミンB12欠乏症の割合が他の患者よりも高いが [50] 、クローン病患者ではビタミンB12欠乏症の割合が高いかどうかについては、エビデンスは一致していない [49,51,52] 。クローン病患者におけるビタミンB12欠乏症は、一般的にコバラミン筋肉注射で治療されるが、高用量の経口シアノコバラミン療法(例えば、1,000 μg/日)も同様に有効であるかもしれない [53]。

胃腸の手術を受けたことがある人

減量手術や胃の全部または一部を切除する手術など、消化管における外科的処置は、塩酸を分泌する細胞や内因子を分泌する細胞を完全にまたは部分的に失わせる可能性がある [54,55] 。したがって、これらの外科的処置は、ビタミンB12、特に食品結合型ビタミンB12の体内吸収量を減少させる [54,55]。高用量(1,000 μg/日)の経口メチルコバラミンサプリメントは、Roux-en-Y胃バイパス手術を受けた患者のビタミンB12値を正常化する上で、ヒドロキシコバラミン注射と同等の有用性があると考えられる [55]。

ベジタリアン

ビーガン(完全菜食主義者:動物性食品を一切摂取しない人)や、一部の動物性食品(例えば、乳製品、卵、またはその両方)は摂取するが肉類は摂取しないベジタリアン(菜食主義者)は、ビタミンB12欠乏症を発症するリスク(危険)が高い。これは、ビタミンB12の天然の食物源が動物性食品に限られているためである [3,57]。ビタミンB12を強化した食品(強化栄養酵母など)やビタミンB12サプリメントを摂取することで、欠乏症のリスクを大幅に減らすことが可能である [57]。

菜食主義女性の乳児

動物性食品を全く摂取しない女性の母乳栄養児は、ビタミンB12の貯蔵量が非常に限られている可能性があり、時に生後早期にビタミンB12欠乏症を発症する可能性がある[58]。特に母親の貧血が重度の場合や悪性貧血が原因の場合は、乳児の貧血が深刻になる可能性がある。時には、母親自身のビタミンB12欠乏症が臨床的に軽度であるために、気づかないこともある。乳児のビタミンB12欠乏が発見されずに治療されないままだと、神経障害、発育不全、発達遅延、貧血を引き起こす可能性がある [2,58,59]。その理由としては、ビーガンの母親の母乳に含まれるビタミンB12が少量であることや、胎児の発育過程で胎盤を通過するビタミンB12の量が限られていることなどが挙げられる。

ビタミンB12と健康

ここでは、ビタミンB12が関与している可能性のある健康分野、すなわち、がん、心血管疾患(cardiovascular disease:CVD)と脳卒中、認知症と認知機能、エネルギーと持久力に焦点を当てる。

がん

がんリスク(危険)とビタミンB12との関係を示すエビデンスは一貫していない。ビタミンB12の摂取量や血中濃度が高いほど、がんリスク(危険)が上昇するというエビデンスもあれば、摂取量や血中濃度が低いほど、がんリスク(危険)が上昇するというエビデンスもある。

がんリスク(危険)増加とビタミンB12の高値との関連を支持する観察研究によるエビデンスとしては、血漿中ビタミンB12測定値を有する757,185例(年齢中央値56歳)のデータの解析がある [60]。その結果、ビタミンB12値が813pg/mL(600pmol/L)以上の人では、正常範囲の203-813pg/mL(150-600pmol/L)の人に比べて、がんの調整後1年リスクが1.74-4.72倍高いことが示された。1998~2014年の間に、がんと診断された25,017人のデンマークの医療登録のデータを同じ研究者が解析したところ、血漿中のコバラミン値が1,084 pg/mL(800pmol/L)以上の人の1年生存率は35.8%、271~813 pg/mL(200~600pmol/L)の人の1年生存率は69.3%であった[61]。

また、ビタミンB12を含むサプリメントとある種のがんの高いリスク(危険)との関連を示す観察研究によるエビデンスもある。例えば、Vitamins and Lifestyle cohort studyにおける50~76歳の77,118例の参加者の評価では、少なくとも55 μg/日 のビタミンB12サプリメントを平均10年間使用すると、男性では肺がんのリスクが40%高くなることが明らかになった [62]。しかし、この研究では、女性のビタミンB12サプリメントの使用とがんリスク(危険)との関連は認められなかった。

ビタミンB12の摂取量が多いほど、がんのリスク(危険)が高まるかもしれないという知見を支持する臨床試験(介入研究)のエビデンスは限られている。400μg/日の葉酸と500μg/日のビタミンB12を含むサプリメントを2~3年間摂取した骨粗鬆症性骨折予防のためのビタミンB群試験の参加者2,524例のデータを解析したところ、大腸がんのリスク(危険)は、プラセボ群の2%よりもサプリメント群の3.4%の方が有意に高かった [63]。しかし、葉酸レベルが高いと大腸がんのリスク(危険)が高まる可能性があるため、この結果はビタミンB12ではなく葉酸によるものかもしれない [64]。さらに、サプリメントは全がんリスクに有意な影響を及ぼさなかった。

ビタミンB12の高濃度または高摂取と特定のがんのリスク(危険)増加との間に関連性がないことを示す観察研究によるエビデンスもある。例えば、ビタミンB12の摂取量や血清中濃度が高くても、膵がん [65]、乳がん [66]、食道がんや胃がん [67]のリスク(危険)上昇とは関連していない。臨床試験(介入研究)でも、ビタミンB12摂取量の増加と、がんリスク(危険)との関連がないことが支持されている。[68-70].例えば、74,498例を対象とした18件のRCTのメタアナリシスでは、20~2,000μg/日のビタミンB12を含むビタミンB群を含むサプリメントは、2~7.3年の追跡期間中、がん罹患率、がん死亡率、全死因死亡率にほとんど影響を及ぼさなかったことが明らかにされた [70].

最後に、ビタミンB12値の低下と、がんリスク(危険)の上昇との関連を示すエビデンスとして、ビタミンB12値が591pg/mL(436pmol/L)より高い男性喫煙者よりも低い(394pg/mL[291pmol/L]未満)男性喫煙者の方が、胃がんリスク(危険)が5.8倍高いという観察データがある[71]。また、2つのメタアナリシスで、ビタミンB12値または摂取量の低下と、大腸がん [72] および前立腺がん [73] のリスク(危険)上昇との関連が認められた。

がんのリスク(危険)にビタミンB12の摂取量が多いか少ないかが影響するかどうか、また、がん予防におけるビタミンB12の役割を明らかにするためには、より多くのエビデンスが必要である。

心血管疾患と脳卒中

ホモシステインレベルの上昇は、CVDリスク(危険)の上昇と関連している [74,75]。ビタミンB12をはじめとするビタミンB群はホモシステインの代謝に関与しており、研究者らは、これらの微量栄養素の補給がホモシステインレベルを低下させることによってCVDリスク(危険)を低下させるという仮説を立てている [74,75]。

しかし、ビタミンB12摂取量とCVDリスク(危険)との関連に関する研究では、否定的な結果が得られている。冠動脈性心疾患5,133例を発症した369,746例を対象とした11件の前向きコホート研究、および4.2~19年間に脳卒中10,749例を発症した389,938例を対象とした12件の前向き(ほとんどがコホート)研究(食事からのビタミンB12摂取と脳卒中リスクとの関連を評価した10件の報告を含む)の2つのメタアナリシスでは、ビタミンB12摂取量と冠動脈性心疾患[76]または脳卒中[77]のリスク(危険)との間に有意な関連は認められなかった。

ビタミンB12および葉酸 (eJIMサイト内:一般向け医療関係者向け)のサプリメントはホモシステインレベルを低下させるが、CVDリスク(危険)は低下させないことがRCTで明らかにされている。71,422例の参加者を対象とした15件の研究に基づく、ホモシステインを低下させる介入による心血管イベントへの影響に関するコクランレビューの著者らは、ビタミンB12単独または他のビタミンB群との併用によるサプリメントは、CVDのリスク(危険)がある人やCVDに罹患している人の心臓発作の予防や死亡率の低下にはつながらないと結論づけた [78]。さらに最近では、1,298例の参加者を対象としたB-PROOF試験(1日400μgの葉酸と500μgのビタミンB12をプラセボと比較)の延長追跡調査により、中央値54カ月後、介入はCVDリスクに影響を及ぼさないことが明らかになった [79]。

全体として、利用可能なエビデンスは、ビタミンB12の単独補給または他のビタミンBとの併用は、CVDおよびCVD関連死のリスク(危険)を減少させないことを示唆している。

認知症および認知機能

観察研究では、ホモシステインレベルの上昇とアルツハイマー病および認知症の発症率との間に正の相関があることが示されている [80-83] 。研究者らは、ホモシステインレベルの上昇は、 、神経細胞死につながる脳血管虚血、タングル(神経原線維変化)の沈着につながるタウキナーゼの活性化、メチル化反応の阻害など、多くの機序を介して脳に悪影響を及ぼすかもしれないという仮説を立てている [82]。

ほとんどの観察研究では、血清ビタミンB12の低濃度単独または高濃度葉酸との組み合わせと、認知機能の低下との間に相関があることが判明している [84-89]。例えば、60歳以上の成人2,420例を対象とした2011~2014年のNHANESの横断データの解析では、ビタミンB12の低値(MMAが0.27μmol/L以上、または血清ビタミンB12が203 pg/mL [150pmol/L]未満)と葉酸の高値(未代謝血清葉酸が0.44μg/L(1nmol/L)以上、または血清総葉酸が32.7μg/L(74.1nmol/L)以上の葉酸高値との組み合わせは、認知障害のリスク(危険)がほぼ2~3倍高いことと関連していた [84]。

しかし、いくつかの観察研究では、そのような関連は見つかっていない [90,91]。さらに、47~101歳までの14,325例の参加者を平均5.4年間追跡調査した35件の前向きコホート研究のシステマティックレビューによると、認知障害や認知症の発症におけるビタミンB12の低値の役割は支持されていない。[92].

一般に、RCTから得られたエビデンスでは、ビタミンB12の補給がホモシステインレベルを低下させるにもかかわらず、単独または葉酸、ビタミンB6、あるいはその両方と1~2年間併用することで、認知症、軽度認知障害、アルツハイマー病の有無にかかわらず、高齢者の認知機能が改善することは示されていない [93-96]。例えば、あるRCTでは、ホモシステイン値が12~50mcmol/Lの65歳以上の成人2,919人を対象に、400μg/日の葉酸と500μg/日のビタミンB12(ビタミンB群)またはプラセボを2年間投与した [95]。ホモシステイン濃度は、プラセボ群(1.3 mcmol/L)よりもサプリメント群の方が有意に低下(5.0 mcmol/L)したが、認知テストのスコアは群間で差がなかった。認知機能が正常な人々の認知機能を維持するためのビタミンおよびミネラルサプリメントに関するコクランレビューでは、27,882例の参加者を対象に、葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6、またはこれらのサプリメントの組み合わせとプラセボを比較した14件の研究が含まれていた。参加者のほとんどは60歳以上であった[97]。これらのサプリメントは、5年以内の投与では全般的な認知機能にほとんど影響を与えず、5年から10年の投与では影響を与えないようであった。

同様に、ビタミンB12単独または他のビタミンB群の補給は、高齢者における認知症やアルツハイマー病のリスク(危険)を減少させたり、進行を遅らせたりすることはないようである。コクランレビューでは、軽度認知障害者の認知機能と認知症に対するビタミンとミネラルのサプリメントの有用性を評価している [98]。本レビューでは、879例の参加者を対象としたビタミンB群のサプリメントに関する5件の試験(葉酸のみの試験1件、ビタミンB6およびB12と葉酸に関する試験4件)が行われた。これらのビタミンB群を6〜24カ月間摂取しても、エピソード記憶、実行機能、処理速度、生活の質(Quality of Life:QOL)に明らかな影響は見られなかったが、ある研究では2年間の脳萎縮の速度が遅いことが判明した。

ビタミンB12補給による認知機能および認知機能の低下に対する有用性をよりよく理解するためには、さらなる臨床試験が必要である。

エネルギーと持久力

ビタミンB12はエネルギー代謝に関与しているため、しばしばエネルギー増強剤、運動能力および持久力増強剤としてプロモーション(宣伝・販売促進)されている。しかし、ビタミンB12の補給は、栄養不足がない場合には、パフォーマンスに有益な影響を与えないようである [99,100]。

ビタミンB12過剰摂取による健康上のリスク

ビタミンB12は毒性の可能性が低いため、FNBはビタミンB12のULを設定しなかった[1]。ビタミンB12は大量に摂取しても、体内に過剰に蓄積されることがないため、一般に安全であると考えられている。

医薬品との相互作用

ビタミンB12は一部の医薬品と相互作用を起こす可能性がある。加えて、複数の医薬品によりビタミンB12値に悪影響が及ぶことがある。以下に例を記載する。定期的にこれらの医薬品を服用している人は、ビタミンB12 摂取について今かかっている医療機関※に相談する必要がある。

胃酸分泌抑制剤

胃酸分泌抑制剤には、オメプラゾール(Prilosec)やランソプラゾール(Prevacid)などのプロトンポンプ阻害薬、シメチジン(Tagamet)やラニチジン(Zantac)などのヒスタミン2受容体拮抗薬などがある。

これらの薬は胃食道逆流症や消化性潰瘍の治療に用いられる。これらの薬は、胃酸の胃への分泌を抑えることにより、食物からのビタミンB12吸収を阻害し、ビタミンB12欠乏症を引き起こす可能性がある [101-103] 。

メトホルミン

糖尿病前症や糖尿病の初回治療として用いられる抗高血糖薬であるメトホルミンは、ビタミンB12の吸収を低下させ、血清ビタミンB12濃度を有意に低下させる可能性がある [103]。

ビタミンB12と健康的な食事

連邦政府の「2020–2025 Dietary Guidelines for Americans(2020-2025年版 米国の食事指針)」では、「食品は健康に役立つさまざまな栄養素やその他の成分を提供するため、栄養ニーズは主に食品を通して満たす必要がある。…場合によって、強化食品やダイエタリーサプリメントは、他の方法では1つまたは複数の栄養素の必要量を満たすことができない場合(例えば、妊娠などの特定のライフステージ)に有用である。」と記載されている。

健康的な食生活の構築についての詳細は、「Dietary Guidelines for Americans(米国の食事指針)」[英語サイト]と米国農務省の「MyPlate(私の食事)」[英語サイト]をご覧ください。

「Dietary Guidelines for Americans(米国の食事指針)」では、健康的な食生活を以下のように説明している。

  • さまざまな野菜、果物、穀物(少なくとも半分が全粒粉)、無脂肪および低脂肪の牛乳、ヨーグルト、チーズ、油脂を含む。
    • 牛乳や乳製品はビタミンB12の良好な供給源である。多くのインスタント朝食用シリアルは、ビタミンB12が添加され栄養価が強化されている。
  • 赤肉、鶏肉、卵、魚介類、豆・エンドウ・レンズ豆、ナッツ・種子、大豆製品など、さまざまなタンパク質食品を含む。
    • 魚や赤身肉はビタミンB12の優れた供給源である。また、鳥肉や卵類にもビタミンB12が含まれている。
  • 糖分、飽和脂肪、ナトリウムを多く含む食品や飲料を制限する。
  • アルコール飲料を制限する。
  • 1日に必要なカロリーの範囲内に収まっている。

(※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)

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更新日:2025年6月19日

監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

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